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    腕時計

    [PR]バーゼルワールド2018 「量」から「質」へ、転換期を迎えた見本市

     3月下旬、高級腕時計の最新作を発表する「バーゼルワールド2018」がスイス・バーゼルで開かれた。スウォッチグループを中心にLVMH傘下のブランド、さらにロレックスやパテック フィリップといった老舗メーカーが新作を発表した。その中からブランドの特色が色濃く反映され、日本市場でも注目を集めそうな新作を紹介しよう。

     バーゼルワールドが大きな転換期を迎えている。100年以上の歴史があり、世界最大級の時計・宝飾品の見本市だが、8日間だった開催期間が6日間に短縮され、出展企業も大幅に絞るなど規模を縮小。また、これまでバーゼルで新作を発表してきたエルメスが今年からジュネーブの見本市「SIHH」に出展するなど、有名メーカーを中心に「バーゼル離れ」も進んでいる。こうした中で主催団体は出展企業を絞ることでイベントの高級感をさらに高め、「量」から「質」への転換を図ろうと試みた。

    • ブルガリ オクト フィニッシモ トゥールビヨン オートマティック ¥13,470,000(税別)、5月発売
      ブルガリ オクト フィニッシモ トゥールビヨン オートマティック ¥13,470,000(税別)、5月発売

     「質」への転換を図るバーゼルでの新作発表で、存在感を示したのがブルガリ。一般の消費者にはハイジュエラーとしてのイメージが強いが、近年は機械式時計の生産にも力を入れている。例えば、「オクト フィニッシモ トゥールビヨン オートマティック」という新作は、厚さわずか3.95ミリの8角形のケースに「トゥールビヨン」と呼ばれる計時の誤差を少なくする複雑機能を盛り込んだ。文字盤をあえてシースルーにすることで機能美を強調。宝飾品をちりばめた華やかさだけで勝負するのではなく、機械式時計としての機能性を徹底的に追求し、独創性の高い機械式時計に仕上げた。世界で50本限定。


    • シチズン エコ・ドライブ ムーブメント「Cal.0100」 参考出品
      シチズン エコ・ドライブ ムーブメント「Cal.0100」 参考出品

     今年創業100年を迎えるシチズン時計も機能性をぎりぎりまで追い求めた。「年差±1.0秒」という究極の精度を誇る光発電エコ・ドライブムーブメントを発表。今後、改良を加え、来年、このムーブメントを搭載した腕時計を発表するという。創業100年という節目に、時を刻む「正確さ」という原点に立ち返った時計開発にかける意気込みが印象に残った。


    • ロレックス オイスター パーペチュアル GMTマスターII 予価880,000円(税別)、今夏発売
      ロレックス オイスター パーペチュアル GMTマスターII 予価880,000円(税別)、今夏発売

     ロレックスのように人気商品のリニューアルを図る動きも目立った。「オイスター パーペチュアル GMTマスターII」はそうした時計の一つだ。航空会社のパイロットのために、2か所の時刻を同時に表示できる時計として1955年に「GMTマスター」を発表。1982年にその進化形として「GMTマスターII」が誕生した。今回、衝撃や磁力の影響を受けにくい新ムーブメントを搭載。1945年に誕生した5列リンクで華やかな印象のジュビリーブレスレットを備えたオイスタースチール製モデルが新登場した。


    • パテック フィリップ ローズゴールド 時価、今秋発売
      パテック フィリップ ローズゴールド 時価、今秋発売

     スイスの時計専業メーカーらしく、超複雑な機能を盛り込んだ新作を発表したのはパテック フィリップ。直径40.2ミリ、厚さ11.49ミリのローズゴールドに世界各地の時刻を示すワールドタイム機能と、現地の時刻を音で知らせるミニット・リピーターという超複雑機能を詰め込んだ。

     文字盤中央には、スイスのレマン湖北岸の名勝地として知られるラボーの眺望をモチーフにした七宝の装飾が施されている。いずれも熟練した職人による緻密な技術と、開発にかける資金や時間的な余裕があってはじめて製作できる時計で、老舗メーカーの矜持(きょうじ)を遺憾なく発揮した。


    • ウブロ ビッグ・バン レフェリー 2018 FIFAワールドカップ ロシア™ ¥550,000(税別)、5月発売
      ウブロ ビッグ・バン レフェリー 2018 FIFAワールドカップ ロシア™ ¥550,000(税別)、5月発売

     今年のワールドカップ(W杯)ロシア大会でオフィシャルFIFAウォッチ、タイムキーパーに選ばれているウブロは、この大会で審判が実際に着用するコネクテッドウォッチ「ビッグ・バン レフェリー 2018 FIFAワールドカップ ロシアTM」を発表した。

     W杯の最中は試合情報などがリアルタイムで液晶画面に表示されるほか、文字盤も参加各国のデザインに替えられるなどデジタルならではの機能を搭載。参加国の国旗をモチーフにしたストラップの販売も予定している。世界限定2018本の販売で、ブランド初のコネクテッドウォッチということもあり、世界各地から集まったバイヤーの関心も高かった。


    • グッチ G-タイムレス ¥112,000(税別)、9月発売予定
      グッチ G-タイムレス ¥112,000(税別)、9月発売予定

     グッチは機械式時計の機能競争とは一線を画し、「ファッションウォッチ」としての魅力を強調した。いずれの新作も、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレの独創的な世界観を表現。例えば、「G-タイムレス」コレクションからは、文字盤とストラップ全体にブランドを象徴する「GGロゴ」をあしらい、それらがホログラムになっていて浮き上がって見えるユニークなデザインだ。クオーツ式のため、機械式より手軽に購入でき、アクセサリー感覚で身につけられる。


    • ショパール L.U.C フル ストライク 予価¥30,040,000(税別)、発売時期未定
      ショパール L.U.C フル ストライク 予価¥30,040,000(税別)、発売時期未定

     ファッション界ではすでに広がっているエシカル(倫理的)な取り組みが、時計業界でも始まっている。ショパールは、今年7月から宝飾品と時計に使うゴールドを、環境面や社会的に十分に責任を果たしている供給元からのみ調達すると発表。同社のカール―フリードリッヒ・ショイフレ共同社長は、「私どものビジネスに協力していただいている人々の生活を改善するために、必ず実行すべきこと」と話し、今回発表した「L.U.C フル ストライク」などにもこのゴールドを使った。高級品を扱う企業の社会的責任を果たすための新たな取り組みとしても注目を集めそうだ。(YOMIURI BRAND STUDIO クリエイティブ エディター/ライター 高橋直彦、広告局パリ駐在 阿部泰三、広告第六部 島田和春)

    2018年05月16日 10時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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