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    デジライフ

    日記で振り返るスマホ払い実験の2か月

    読売新聞専門委員 松井正

    3月23日(金)

    頼みは「立て替えLINEPay」

     プレスセンターで、編集長も一緒にランチ会。幹事がまとめて払ってくれたので、会費2000円を編集長に立て替えてもらう。メッセンジャーアプリLINEの送金・決済サービスであるLINEPayで、後から送金することにした。

     事前にLINEPayの登録をすませ、編集長とLINE友達になり、LINEPayにも登録してもらった。送金したお金は、スタンプの購入以外に店舗などでも使えるようだ。人の情けに頼る手法だが、キャッシュレス決済ができない店が多い現状では、重要な回避策となるはずだ。

    3月26日(月)

    【1アウト】まさかコンビニで!

     キャッシュレスの安全地帯だと信じていたコンビニで、早くも1アウトを取られてしまった。 印鑑証明を取るため、自宅近くのコンビニへ。自治体の証明書類のいくつかは、マイナンバーカードを使って印刷できる。複合プリンターにマイナンバーカードを載せ、液晶画面の指示に従って作業する。

     数分で印刷画面に来たが、よく見ると、複合機にはコイン投入口しかない。しまった、事前に店員に聞けばよかった。証明書を急いでいたので、仕方なく200円を投入。コンビニなら大丈夫という思い込みは大敵だ。

    3月27日(火)

    Suica残高が足りない!

     夜は家計簿アプリの会社を訪問、ユーザー親睦会の取材だ。キャッシュレスの達人も多く、非常に勉強になる。

     取材を終え、山手線田町駅からSuicaで帰ろうとしたところ、残高が足りない。昨夜Suicaでパンを買いすぎた。券売機でチャージしようとしたが、スマホをタッチする場所が見当たらない。これは困った。

     ビルの階段に座り、ネット経由でチャージを試みる。「モバイルSuica」というサービスに入会し、クレジットカードを登録する必要があるようだ。だが、カードとの相性があるようで、「このカードは対応していません」という表記が出たり、端末認証ができなかったり。最後に、ふだん使わない古いカードの登録で、なんとか5000円をチャージできた。30分の格闘の末、ようやく家に帰れる。

    3月30日(金)

    ステーキ店で渋滞の原因に

     息子2人に前から熱望されてきたJR東中野駅前のステーキ店に、家族4人で夜に訪問。美味(おい)しく食べてスマホ払いをお願いしたが、例によってうまく通らず、店員も悪戦苦闘。渋滞の先頭になってしまい、「現金で結構です」と言いそうになるのをグッとこらえる。日本のキャッシュレスは、まだまだお店にも客側にも浸透していないようだ。

    4月2日(月)

    ランチ引きこもり

     読売新聞東京本社の社員食堂は、メニューも豊富で味も悪くないが、私は外ランチ派だ。快適な高層ビルも良いが、時には外に出たい。だが神田などの個人経営店の多くは、キャッシュレスに対応しておらず、食べられない店が多く、外に出るのがおっくうになってしまった。社内コンビニでお気に入りの「チャンポンスープ(麺なし)」を食べることが増え、ランチの“引きこもり”になりつつある。

    4月3日(火)

    飲み会はATM

     自分が幹事役となり、先輩の送別会を池袋の中華料理店で開催。カードで支払い、参加費を徴収すると、瞬く間に(今は使い道のない)現金が財布いっぱいに()まった。家計簿アプリの取材で会った人が、「飲み会はATM」という名言を教えてくれたが、まさにその通りだ。

    2018年06月03日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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