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    ウイイレ日本代表「頂点取る」~eスポーツ地域予選

     8月に行われるアジア大会(ジャカルタ)への出場を賭けた、「eスポーツ」の東アジア地域予選が、8~20日に中国・常州などで行われている。サッカーゲーム「ウイニングイレブン2018」(ウイイレ)日本代表のレバ選手(本名:相原翼さん)とSOFIA選手(本名:杉村直紀さん)が14日、コナミデジタルエンタテインメント(東京都港区)で記者会見を行い、地域予選を前に意気込みを語った。(メディア局編集部・原啓一郎)

    日本代表になり毎日が驚き

    • ウイニングイレブン日本代表のSOFIA選手(左)とレバ選手
      ウイニングイレブン日本代表のSOFIA選手(左)とレバ選手

     5月27日に日本代表になった2人。日本代表の肩書きを背負い、毎日の生活は少し変わったようだ。

     SOFIA選手のもとには、何年も連絡を取っていなかった友人たちから、突然、「おめでとう」とメッセージが何件も届いたという。「多くの人にeスポーツが浸透し始め、注目されていることを感じる」と語り、「地域予選では、対戦相手がどんな戦術で来るのか楽しみです。勝って戻ってきます」と意気込んでいた。

     レバ選手は出場2回目の日本代表決定戦で勝ち残り、日の丸を背負うことになった17歳の高校生だ。「日本代表になり、取材がたくさん来るようになって、毎日が驚きでした」と振り返る。「初めて海外での試合に出るので、分からないことがたくさんある。体調を整えて本番に臨みたい」と、緊張した様子で話していた。

     日本代表決定後、2人で練習したのは12日に1回だけ。レバ選手は「日本代表の自覚を持って、練習を積み重ねてきた。調子が上がってきたので、本番では自分の仕事をするだけです」と緊張気味だが、SOFIA選手は「自分がいてほしいところに、常にレバくんの選手がいる。言うことなしですね」と手放しで褒めていた。レバ選手は「SOFIAさんは自分よりずっとうまいし、強いし、尊敬するプレーヤー」としつつ、「そんな選手と日本代表になれたことは、光栄だしすごいことだと思う」とうれしそうだった。

    エキシビションマッチでレバ選手がまたも番狂わせ

    • エキシビションマッチで対戦する2人
      エキシビションマッチで対戦する2人

     会見後はエキシビションマッチが2試合行われた。

     第1試合はレバ選手とSOFIA選手が対戦。前半は一進一退の攻防が続き、0-0で折り返すと、後半にレバ選手がゴール前のこぼれ球を押し込み1点先制。直後にSOFIA選手が鮮やかなパス回しでゴールを決め1-1とすると、そのまま試合終了。PK戦では、レバ選手が好セーブを連発し、3-1で勝利した。レバ選手が「SOFIAさんと対戦する機会は滅多にないので、勝てて良かったです」と笑顔で語る一方、SOFIA選手は「負けて悔しい。それだけです」と言葉少なだった。

     続く試合では、レバ選手とSOFIA選手が同じチームを操作して、コンピューターと対戦した。前半に3点を連取し主導権を握ったが、後半はコンピューターに押し込まれる場面がやや散見された。試合はそのまま3-0と勝利したが、SOFIA選手は「相手のプレスが強くなるにつれ、ミスが増えた。こういう部分を修正しなければいけない」と気を引き締めていた。

    息ぴったりの2人

     地域予選は5地域(日本、韓国、モンゴル、香港、マカオ)の代表チームが総当たりで対戦し、上位2地域が本大会に進出する。代表チームは2人編成で、1対1を2試合と、2対2を1試合の計3試合を行い、2勝した方が勝利だ。勝ち上がるには個人の技術だけでなく、2人のコンビネーションも試される。エキシビションマッチではSOFIA選手がレバ選手に「ナイスシュート」「2対1になった時は、カーソルをすぐに切り替えるといい」とアドバイスをするなど、きっちりリードしている姿が垣間見えた。

     2人は昨年秋の大会で対戦しており、その際はSOFIA選手が4-1で圧倒したという。当時のレバ選手を「印象に残っていない。うまいプレーヤーだな、と思ったくらい」と振り返るも、「(日本代表決定戦など)ここ最近のレバくんを見て、とてもレベルが上がっていると思う」と評価する。練習中も「ここでこの選手を使ってほしいと指示してくれるので、やりやすい」と、現世界王者も認める強豪に急成長したようだ。

    「負けたくない」と「負けられない」

    • 若き日本代表がアジアへ挑む
      若き日本代表がアジアへ挑む

     SOFIA選手は今シーズンのPESリーグ(ウイイレ公式の世界選手権)のアジア大会で4位に入賞し、ヨーロッパ大会で優勝している、現世界王者だ。会見では「世界王者なので」という言葉を多用し、「日本代表としてアジアの頂点を取るのは義務」と言い切った。「世界王者なのにアジア大会で負けてしまえば、『世界大会の時にたまたま調子がよかっただけか』と思われる。負けられないんです」と鋭いまなざしを見せた。

     レバ選手は「昔から負けず嫌い」と自身を振り返る。幼稚園から小学校4年生までサッカーをしていたこともあり、「とにかく負けたくない。出るからには1位を目指す性格」と語る。「日本代表になれるなんて思ってもおらず、自分が驚いた。今は日本代表としての自覚を持ち、しっかり練習を積み重ねた。まずは地域予選を勝ち抜く」と意気込む。

     「負けられない」と「負けたくない」を胸に、若き日本代表がアジアに挑む。2人の試合は17日に中国・常州で行われる。

    ウイニングイレブン2018

     1995年に発売されたサッカーゲーム「ウイニングイレブン」の最新作。世界累計販売本数は1億本(2018年1月末時点)を超え、世界中でプレーされている。公式の世界選手権「PESリーグ」も開催されている。

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    2018年06月15日 18時35分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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