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    デジライフ

    ポール・サイモン追いかけ37年、チケット取得にもIT化の波

    読売新聞デジライフ班 久保哲也

    中学時代からの憧れの存在

    • 演奏するポール・サイモンさん(@ジェイク・エドワーズ)
      演奏するポール・サイモンさん(@ジェイク・エドワーズ)

     52歳の私は中学3年だった1981年にテレビでコンサートの模様を見た時から37年、米国のシンガー・ソングライター、ポール・サイモンさん(77)に憧れ続けてきた。サイモンさんは9月、ツアー活動に終止符を打った。その最後のニューヨーク公演に足を運んだ。過去、私が聴きに行ったサイモンさんのツアーはこれで計六つ。IT化の進展でチケットの取り方もかなり変わった。ネット・ユーザーにはとても便利だが、使えない人には厳しい状況を作り出している。

    座席の位置に一喜一憂

     これまで来日ツアーなどのチケットを取り、席が分かる度に一喜一憂してきた。サイモンさんが旧友のアート・ガーファンクルさん(76)と組むデュオ「サイモン&ガーファンクル」(S&G)が初めての日本ツアーを行った1982年以降の軌跡を振り返ると、様々なことを思い出す。

     中学卒業直前の同年3月。チケットが欲しくて、毎日、落ち着かなかった。S&Gが「サウンド・オブ・サイレンス」「明日に架ける橋」などのヒット曲を相次いで発表したのは60年代。66年生まれで、ビートルズが日本武道館で公演をした時に生まれていなかった私には、S&Gはまさに「伝説のデュオ」だった。ところが、81年9月に地元ニューヨークのセントラルパークで再結成コンサートを開き、50万人が集まったという。

    • サイモン&ガーファンクルのアルバム「明日に架ける橋」
      サイモン&ガーファンクルのアルバム「明日に架ける橋」

     伝説のコンビが突然、復活して、初来日ツアーが翌82年5月に実現。このチャンスを逃したくなかった。話題になっていた後楽園球場のチケットの発売方法を早く知ろうと、実家の黒電話で東京都内の企画・チケット販売会社に問い合わせた。後日、同社事務所などを訪れた。最初は整理券を受け取りに、2回目は購入するために並んだ。チケットを手にした時に「ニューヨークと同じ野外コンサートを体験できる」と、夢見心地になった。

    2018年10月19日 16時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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