米と合意なら非核化途中に支援…習氏、正恩氏に

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 【瀋陽=中川孝之、ソウル=中島健太郎】北朝鮮の金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長が中国の習近平シージンピン国家主席と今月7、8日に中国・大連で会談した際、非核化の中間段階でも経済支援を受けることが可能かどうか習氏に打診したことが明らかとなった。

 習氏は米朝首脳会談で非核化合意が成立すれば、段階的支援が可能との考えを伝えたという。

 中朝首脳会談の内容を知る外交筋が13日、明らかにした。正恩氏は習氏に、「米国は、非核化を終えれば経済支援すると言うが、米国が約束を守るとは信じられない」と不満を表明。「米国と非核化について包括的な合意ができた場合、中国が中間段階で経済的な支援を行ってほしい」と要請した。

 習氏はこれに対し、「米朝首脳会談で非核化について包括的に妥結すべきだ」と米朝の非核化合意を最優先するよう要求。「米国と合意し、非核化の具体的な進展があれば、中国が北朝鮮を支援する大義名分ができる」と述べたという。

 外交筋によると、米朝は水面下の交渉で、非核化の完了時期や検証方法を巡り対立。非核化の見返りとして大規模な経済支援を期待する正恩氏は、米国が、完全な非核化達成までいかなる経済的な支援も行わないと主張した点に強い不満を持っていた。

 正恩氏が訪中後の9日に平壌ピョンヤンでポンペオ米国務長官と会談した後、6月12日の米朝首脳会談開催が発表された。ポンペオ氏との会談で、米朝で非核化の一定の共通認識が成立したとされる。中国から経済支援への前向きな言葉を引き出したことが、正恩氏の判断に影響した可能性がある。

 中国は北朝鮮の貿易額の9割を占め、同国への影響力が大きい。中朝間の経済交流の実態は不透明で、国連の制裁下でも実質的な支援は可能とみられている。

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