金正恩氏、米朝会談へ実務協議の考え…文大統領

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27日、ソウルで記者会見する文在寅大統領(AP)
27日、ソウルで記者会見する文在寅大統領(AP)

 【ソウル=中島健太郎】韓国の文在寅ムンジェイン大統領は27日、ソウルの大統領府で記者会見し、前日の26日に北朝鮮の金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長と行った南北首脳会談の結果を説明した。

 正恩氏は会談で改めて「完全な非核化」の意思を示し、6月12日の米朝首脳会談開催に向け、米国との実務協議を行う考えを明らかにした。

 正恩氏が米朝首脳会談に向けた意欲を改めて表明したことで、トランプ米大統領が24日にいったん中止を発表したシンガポールでの6月12日開催に向けた米朝実務協議が加速しそうだ。

 文氏は、22日の米韓首脳会談で確認したトランプ氏の意向として「(北朝鮮が)完全な非核化を決断して実践する場合は、北朝鮮との敵対関係を終わらせ、経済協力を行う意思がある」と正恩氏に伝えた。

 文氏が「(米朝)双方が誤解を払拭ふっしょくし、実務協議を通じた十分な事前の対話が必要だ」と米朝協議の再開を促し、正恩氏も同意した。正恩氏は4月27日の南北首脳会談に続いて「完全な非核化」の意思を改めて示し、「米朝首脳会談の成功を通じて、戦争と対立の歴史を清算し、平和と繁栄のために協力する」と語った。

 文氏は記者会見で「(米朝で)非核化についての考えが同じだとしても、どのように実現するかというロードマップ(行程表)については協議が必要で、過程は困難になることもある」と述べ、米朝の認識に開きがあることを認めた。「(正恩氏は)非核化する場合、米国が体制の安全を保証してくれるのか心配していると思う」とも述べた。

 米朝の実務協議では、短期間の完全な非核化を求める米国と、確実な「体制の安全の保証」や、非核化の段階に応じた「見返り」を求める北朝鮮とが折り合えるかどうかが焦点だ。

 南北間では、6月1日に高官級会談を開くほか、軍事当局者会談と離散家族再会に向けた赤十字会談の早期開催でも合意した。

 韓国大統領府関係者によると、韓国の徐薫ソフン国家情報院長と北朝鮮の金英哲キムヨンチョル党副委員長(統一戦線部長)が25日に接触し、北朝鮮側が26日の南北首脳会談開催を提案した。

 北朝鮮の朝鮮中央通信も27日、南北首脳会談について報じ、正恩氏が「6月12日に予定されている朝米首脳会談のために努力を傾けてきた文大統領への謝意」と「歴史的な朝米首脳会談に対する確固たる意志」を表したと伝えた。

23558 0 国際 2018/05/28 00:54:00 2018/05/28 00:54:00 2018/05/28 00:54:00 South Korean President Moon Jae-in speaks during a press conference at the presidential Blue House in Seoul, South Korea, Sunday, May 27, 2018. President Moon said North Korean leader Kim Jong Un remains committed to holding a summit with President Donald Trump and to the ”complete denuclearization of the Korean Peninsula.” (AP Photo/Ahn Young-joon) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180527-OYT1I50043-T.jpg?type=thumbnail

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