トランプ氏、ポンペオ国務長官に訪朝中止を指示

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 【ワシントン=大木聖馬】トランプ米大統領は24日、ポンペオ米国務長官が来週予定していた北朝鮮訪問について、中止するよう指示したことをツイッターで明らかにした。北朝鮮の非核化を巡る交渉は先行きの不透明感が強まっている。

 トランプ氏は訪朝延期を指示した理由として「現時点では、朝鮮半島の非核化に関して十分な進展が得られているとは思えない」との認識を示した。

 この前日の23日、ポンペオ氏は、来週中に訪朝する考えを自ら記者団に明らかにしていた。新たに北朝鮮問題担当の政府特別代表に指名したスティーブン・ビーガン氏と共に訪朝し、28日には東京で河野外相、韓国の康京和カンギョンファ外相と会談する方向で調整を進めていた。

 トランプ氏はこれまで、北朝鮮の非核化を巡り、「北朝鮮が(措置を)講じていると信じている」と述べるなど、楽観的な見方を示してきた。だが、ホワイトハウス関係筋によると、トランプ氏は安倍首相との22日の電話会談後、ポンペオ氏の訪朝について判断を変えたという。電話会談ではトランプ氏が米朝交渉の現状を説明したのに対し、安倍首相は交渉で大きな進展が見られないことに懸念を示した模様だ。

 トランプ氏は24日のツイートで、北朝鮮問題を巡る中国の姿勢も中止指示の理由に挙げ、「中国に対して我々が貿易でさらに強硬な対応をとっているため、中国は以前のように非核化プロセスを支援していない」と不満を表明した。中国が中朝国境で、国連制裁に違反する北朝鮮との交易を厳格に取り締まっていないことなどが念頭にあるようだ。

 「ポンペオ長官は、中国と我々の貿易の問題が解決した後に、北朝鮮を訪問することを楽しみにしている」とも書き込み、中国との貿易摩擦を巡る状況が北朝鮮との交渉に影響するとの考えを示した。

 一方で、北朝鮮の金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長については「私の心からのあいさつと敬意を表したい。早期に会えることを楽しみにしている」とし、2回目の米朝首脳会談が早期に行われる可能性に含みを残した。

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