正恩氏「非核化努力を確約」…核施設廃棄に言及

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19日、平壌で会談後、「平壌共同宣言」に署名した北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(右)と韓国の文在寅大統領=韓国KBSテレビの映像から、AP
19日、平壌で会談後、「平壌共同宣言」に署名した北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(右)と韓国の文在寅大統領=韓国KBSテレビの映像から、AP

 【ソウル=水野祥】北朝鮮の平壌ピョンヤンを訪問中の韓国の文在寅ムンジェイン大統領は19日午前、前日に続いて金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長と会談し、合意文書「平壌共同宣言」に署名した。両首脳は共同で記者発表に臨み、正恩氏は「朝鮮半島を核兵器と核の脅威のない平和の地にするために、積極的に努力することを確約した」と述べた。正恩氏が、公の場で自ら非核化に言及したのは初めてだ。共同宣言には、北朝鮮が米国の対応次第で、北西部の寧辺ヨンビョンの核施設を廃棄することも盛り込まれた。

 共同宣言では、非核化や軍事分野など6項目で合意した。非核化の具体的措置については、「米国が相応の措置をとれば、寧辺の核施設の永久的廃棄のような追加的措置を引き続きとっていく用意がある」と明記された。北朝鮮側は、朝鮮戦争の終戦宣言を条件として求めている可能性がある。

 また共同宣言には、北西部・東倉里トンチャンリのエンジン実験場とミサイル発射台について、北朝鮮が「関係国の専門家らの立ち会いのもとで永久的に廃棄する」ことも盛り込まれた。

 両首脳はさらに宣言で、「2020年の夏季五輪を始めとする国際大会に南北共同で出場し、32年夏季五輪の南北共同開催を誘致するために協力する」ことでも一致した。このほか南北が、鉄道や道路連結のための着工式を年内に開催することや、条件が整えば、2008年に中断した金剛山クムガンサン観光と16年2月に閉鎖した開城ケソン工業団地の南北協力事業を再開することも決めた。

 正恩氏は記者発表で、「近いうちにソウルを訪問することを文大統領と約束した」と明らかにした。文氏によると、年内の訪問を想定しているという。

 文氏は「南北は初めて非核化の方策にも合意した。米朝の首脳会談が速やかに再開されることを期待する」と述べた。

 会談は、正恩氏が同日午前10時頃、迎賓館にあたる文氏の宿舎の百花園ペッカウォン招待所を訪問して行われた。韓国大統領府によると、会談は18日の1回目とは異なり、同席者なしで行われた。

 両首脳の共同宣言の署名後には、南北の国防相が軍事的緊張緩和の具体策に関する合意書に署名した。

 一方、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は19日、南北首脳会談が朝鮮労働党本部で18日に行われたと報じた。会談では、「(4月の南北首脳会談で署名した)板門店宣言を全面的に忠実に履行し、北南(南北)関係の発展を加速するための様々な問題」について意見交換が行われたとし、非核化には言及しなかった。

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41268 0 国際 2018/09/19 14:26:00 2018/09/19 14:26:00 2018/09/19 14:26:00 In this image made from video provided by Korea Broadcasting System (KBS),  South Korean President Moon Jae-in, left, and North Korean leader Kim Jong Un pose after signing documents in Pyongyang, North Korea Wednesday, Sept. 19, 2018.(Korea Broadcasting System via AP) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180919-OYT1I50011-T.jpg?type=thumbnail

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