正恩氏「まずは信頼関係」…核リスト申告を拒否

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金正恩朝鮮労働党委員長(ロイター)
金正恩朝鮮労働党委員長(ロイター)

 【ソウル=豊浦潤一】北朝鮮の金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長が、平壌ピョンヤンで7日にポンペオ米国務長官と会談した際、核リストの申告を拒否し、朝鮮戦争(1950~53年)の終戦宣言と経済制裁の解除を求めていたことがわかった。日米韓協議筋が読売新聞に明らかにした。

 米朝は、双方の主要な要求事項をめぐって立場の違いを残している。2回目の米朝首脳会談の成否は、今後行われる実務者協議の進展にかかっていると言えそうだ。

 会談で正恩氏は、「核リストの一部だけでも提出してほしい」と求めたポンペオ氏に対し、「信頼関係が構築されていない状態でリストを提出しても、米国が信用できないと言うだろう。再申告を求めかねない。そうなれば争いになる」として拒否した。

 正恩氏は、「非核化措置を取るには、米朝間の信頼構築がまず必要だ」とした上で、「終戦宣言を通じて米朝間の信頼が構築されれば、非核化は米国が心配しなくてもいいほどスピードを出すだろう」と語った。

 北朝鮮は、朝鮮戦争時の米兵の遺骨返還など誠意ある措置を取ったとして、米国もそれに応えるために経済制裁を解除すべきだと主張した。

 ポンペオ氏は、北朝鮮が9月19日の「平壌共同宣言」で表明した北西部・寧辺ヨンビョンの核施設の廃棄だけでは終戦宣言には応じられないと述べた。また、生物・化学兵器を含む全ての大量破壊兵器計画の除去を求めた上で、保有する核弾頭、大陸間弾道ミサイル(ICBM)、移動式発射台を一部でも廃棄もしくは国外搬出すれば、「終戦宣言など北朝鮮が納得できる行動を取る」との立場を示したという。

 ポンペオ氏は、寧辺の核施設は、廃棄する前に核活動記録を調べる必要があるとして、米専門家と国際原子力機関(IAEA)要員による査察も要求した。

 正恩氏は、寧辺の査察受け入れは、実務者協議で話し合うことを提案した。

 実務者協議は、米国側がスティーブン・ビーガン北朝鮮担当特別代表、北朝鮮側は崔善姫チェソンヒ外務次官が担当し、IAEAの本部があるウィーンで近く行われる見通しとなっている。

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