北朝鮮、ベトナムに非公式謝罪…正男氏暗殺巡り

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 【ソウル=豊浦潤一】マレーシアで昨年2月に金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男キムジョンナム氏が暗殺された事件で、中央日報など複数の韓国メディアは12日、北朝鮮がベトナム人女性の関与に関連し、非公式に謝罪したと報じた。

 ベトナムの外交消息筋が11日、報道陣に明らかにした。消息筋は「公式的な謝罪をすれば、正男氏殺害を認めることになるため非公式になった」と説明した。

 事件では、ベトナム人のドアン・ティ・フオン被告(殺人罪で公判中)らが北朝鮮国籍の男4人と共謀し、正男氏の顔に液体を塗りつけて殺害したとして起訴され、現在公判中だ。正男氏の遺体からは猛毒の神経剤「VX」が検出された。

 消息筋によると、事件直後にマレーシアから国外逃亡した北朝鮮国籍の男4人のうち、リ・ジヒョン容疑者はリ・ホン元駐ベトナム大使の息子で、フオン被告を犯行に引き入れたとされる。

 ベトナム政府は自国民が事件に巻き込まれた形となったことについて、北朝鮮に公式謝罪を要求していた。特に、駐在大使の息子が関与したことを問題視し、一時は北朝鮮との国交断絶も検討した。外交官を除く北朝鮮国籍保有者の査証延長や北朝鮮レストランの賃貸契約の延長も認めなかった。北朝鮮の謝罪は、ベトナムからのこうした圧力を受けた結果とみられる。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮の李容浩リヨンホ外相は11月29日から12月2日までベトナムを訪問した。グエン・スアン・フック首相、ファム・ビン・ミン副首相兼外相と会談し、両国の友好・協力関係の拡大や互いの関心事について意見交換した。李氏のベトナム訪問は、非公式謝罪後に両国関係を正常軌道に乗せるためのものだったという。

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