北は拷問に責任、学生死亡で賠償命令…連邦地裁

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ワームビア氏(AP)
ワームビア氏(AP)

 【ワシントン=大木聖馬】北朝鮮に拘束された米国人学生オットー・ワームビア氏が昨年6月、昏睡こんすい状態で解放された後に死亡した事件を巡り、ワームビア氏は拷問により殺害されたとして両親が北朝鮮の責任を認定するように求めた訴訟で、ワシントンの連邦地裁は24日、北朝鮮に約5億100万ドル(約553億円)の支払いを命じる命令を出した。

 地裁判事は命令の中で、「北朝鮮はワームビア氏に対する拷問、拘束、超法規的殺害と、両親の苦痛に対する法的責任がある」と指摘した。

 AP通信によると、ワームビア氏の両親は地裁の命令を受け、「今回の思慮深い措置は重要なステップだ」とする声明を出した。

 北朝鮮は、ワームビア氏の状況について、ボツリヌス菌の毒素による中毒で体調を崩し、睡眠薬を服用後に昏睡状態になったと説明しており、支払いに応じる可能性は極めて低い。裁判は、被告の北朝鮮側が欠席したまま行われた。

 ワームビア氏は北朝鮮を旅行中の2016年1月、政治スローガンが書かれた備品を平壌ピョンヤンのホテルから持ち帰ろうとして拘束された。17年6月に昏睡状態で解放されたが、脳に損傷を受けており、米国に帰国後、地元オハイオ州の病院で死亡した。

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55681 0 国際 2018/12/25 11:00:00 2018/12/25 11:00:00 2018/12/25 11:00:00 昏睡(こんすい)状態で北朝鮮から解放され、米国に帰国した学生オットー・ワームビア氏(22)が19日、地元の米オハイオ州の病院で死亡した。北朝鮮に対する米国内の世論や、トランプ米政権の態度が硬化するのは必至だ。2016年2月29日撮影。2017年6月20日撮影。2017年6月20日夕刊掲載。★外部著作権。(AP)FILE - In this Feb. 29, 2016, file photo, American student Otto Warmbier speaks as he is presented to reporters in Pyongyang, North Korea. Warmbier, an American college student who was released by North Korea in a coma last week after almost a year and a half in captivity, died Monday, June 19, his family said. (AP Photo/Kim Kwang Hyon, File) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181225-OYT1I50018-T.jpg?type=thumbnail

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