トランプ氏「絶対的権利ある」…非常事態宣言も
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【ワシントン=黒見周平、山本貴徳】トランプ米大統領は10日、南部テキサス州のメキシコとの国境地帯を訪問した。壁の必要性を訴え、民主党が建設予算を認めない場合、「国家非常事態」を宣言し、緊急的に予算を捻出する考えを改めて示した。
トランプ氏は現地で、国境警備隊の隊員らと面会し、「鋼鉄製であれ、コンクリート製であれ、どんな種類でも強力な障壁があれば、(不法移民の流入などを)阻止できる」と強調した。
トランプ氏は訪問に先立ち、ホワイトハウスで「私には非常事態を宣言する絶対的な権利がある」と記者団に語った。
非常事態宣言により、トランプ氏は大統領権限で国防予算を壁建設に使うことができる。米メディアによると、ホワイトハウスは陸軍工兵隊の予算を活用するため、具体的な検討を行っているという。ただ、メキシコ国境が現在、「非常事態」なのかどうかを巡っては、法廷闘争に発展する可能性が指摘されている。共和党の一部からも慎重論が出ているが、トランプ氏は「訴えられても、我々がすぐに勝つ」と強気の姿勢を見せた。
トランプ政権と民主党の壁の予算を巡る対立で、暫定予算は失効したままだ。昨年12月22日に始まった政府機関の一部閉鎖は、11日で過去最長の21日間に並ぶことになる。
ダボス会議欠席 トランプ氏は米国内の対応を優先し、スイスで22~25日に開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)への出席を取りやめると発表した。政府閉鎖の長期化を覚悟していることを示し、民主党をけん制する狙いもあるとみられる。
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