中国で「短編動画」規制へ…国歌侮辱など相次ぐ

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 【上海=吉永亜希子】中国最大のインターネット業界団体が今月、若者に人気の短時間の動画「短編動画」の投稿について、新たな規制に乗り出した。不適切な映像や国歌を侮辱する内容が相次いでいるためで、サイト運営側が投稿内容を事前に確認し、違反者の投稿を禁止する措置も取る。中国でのネット規制は、さらに厳しくなる可能性が出ている。

 業界団体は、約730の官民の企業や団体が所属する「中国インターネット視聴番組サービス協会」で、今月9日に発表された規制によると、協会加盟組織が投稿内容を専門に審査する部門を設け、投稿前の映像、タイトル、字幕などを審査する。審査担当者は省政府以上の放送業界を管理する部門で、審査に関する研修を受けることを義務づけた。

 また、1週間に3回以上「不適切な内容」の動画を投稿した者は、ブラックリストに登録されるという。さらに、この団体が同時に発表した「100の禁止条項」には、「台湾独立」「チベット独立」などを支持する内容、国家指導者の私生活や家族に関する情報、報道機関以外が伝える重大事故の結果などが含まれた。

 短編動画は製作しやすく、拡散が容易なため、中国での利用者は約6億人に達するという。動画の中には、性的描写や暴力行為が含まれ、風紀を乱すなどの問題が出ていた。政府機関の国家ラジオテレビ総局は昨年4月、動画投稿アプリを運営する大手2社に対し、投稿内容が「道徳的に問題がある」などとして、改善を求めた。

 共産党機関紙・人民日報(海外版)は昨年6月、1350万以上の投稿に「問題があった」とし、4万余りのユーザーのアカウントが閉じられたと伝え、「短編動画の管理は不十分であってはならない」とする論評を発表した。

 ◆短編動画=数秒から5分程度の動画で、スマートフォンで撮影した映像と好きな音楽などを組み合わせ、専用アプリでインターネットに投稿できる。中国では現在、「ティックトック」など140を超える専用アプリがあり、その利用者は、全インターネット利用者の7割以上を占めるという。

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