強く譲歩迫るトランプ氏、中国紙「力比べ発生」

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 「不公正な貿易終わらせる」

 【ワシントン=山本貴徳、北京=鎌田秀男】トランプ米大統領は5日に議会で行った一般教書演説で、中国に対し、知的財産権の侵害や国有企業の優遇といった構造問題を解決するように強く譲歩を迫った。米中貿易協議の交渉期限に設定した3月1日が近づく中、「米国第一」主義に基づいた通商政策を推進していく考えを改めて強調した。

 「不公正な貿易慣行を終わらせ、慢性的な貿易赤字を減らし、米国の労働者を守る、真の構造改革が盛り込まれなければならない」

 トランプ氏は、構造的な問題を是正するための改革を今後の貿易協議で中国が示すように要求した。

 中国はこれまでの協議で、米国産大豆の輸入拡大などの譲歩を示しているが、構造改革については、米国が満足する回答を示していないとみられる。中国の構造改革こそが米中合意に欠かせないとの考えを中国側に投げかけた形だ。

 もっとも、米中摩擦の激化で米景気に悪影響が及ぶとの懸念は米国内でも広がっている。

 これに対し、トランプ氏は「素晴らしい経済的成功を収めるためには、何十年もの破滅的な通商政策を覆すことが最優先だ」と述べ、「米国第一」主義に沿った自らの強硬姿勢を正当化し、それを貫く考えを強調した。

 一方、6日の中国紙・環球時報(電子版)は、トランプ氏が演説で中国に構造改革を求めたことなどに触れ、「今後も米中関係は衝突、摩擦を続け、多くの分野で力比べが発生する。米国の矛先は中国の政治にも及ぶだろう」と指摘した。

 米中両政府は来週、北京で閣僚級協議を再開する予定だ。トランプ氏と習近平シージンピン国家主席との首脳会談に向けて、どこまで溝を埋められるのか、正念場を迎える。

433697 1 国際 2019/02/07 09:09:00 2019/02/07 10:41:30 2019/02/07 10:41:30 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190207-OYT1I50014-T.jpg?type=thumbnail

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