[目撃全人代]<8>ひな壇給仕「狭き門」…首脳にはボディーガード?

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一糸乱れぬ隊列で、ひな壇の代表たちにお湯をつぐスタッフ(12日、北京の人民大会堂で)=安川純撮影
一糸乱れぬ隊列で、ひな壇の代表たちにお湯をつぐスタッフ(12日、北京の人民大会堂で)=安川純撮影
ひな壇の代表たちにお湯をつぐスタッフに、男性陣も加わった(12日、北京の人民大会堂で)=安川純撮影
ひな壇の代表たちにお湯をつぐスタッフに、男性陣も加わった(12日、北京の人民大会堂で)=安川純撮影

 中国の全国人民代表大会(全人代=国会)が開かれている北京の人民大会堂には、若い男女のスタッフが多く働いている。記者は、広い人民大会堂で目的の場所がわからず、道案内をお願いしたことがある。

 習近平シージンピン国家主席ら最高指導部がひな壇に並ぶ全体会議には、赤いジャケットに黒いズボン姿の女性スタッフが30分おきに登場する。女性たちはひな壇の上から縦一列に並び、統率の取れた動作で代表の前に置かれた茶葉の入った湯飲みにお湯をつぎ足していく。

 女性たちは何者なのか。

 共産党機関紙・人民日報(電子版)や人民大会堂の人員募集通知などによると、人民大会堂を管理・運営する「人民大会堂管理局」に属し、全人代のほか、外国の賓客を招いた晩さん会などの際に給仕を担当している。

 応募条件は、〈1〉職業学校でホテルスタッフや客室乗務員に必要なサービス業務を学んでいる〈2〉身長1メートル67センチ以上で容姿端麗〈3〉健康である―などだ。要人の近くで職務に当たるため、自身のほか両親や兄弟についても違法行為を行っていないかどうか調べられる。選ばれるのは、300~400人の応募者の中からわずか2、3人という。「狭き門」だ。

 採用されると、職務に当たるための厳しい訓練の日々が待ち受ける。湯の入った重いポットを片手で持ち続ける筋力をつけるため、片手でれんがを持ち上げるトレーニングもあるという。立ち姿や座った姿勢も美しく見えるよう徹底して教え込まれるようだ。

 中国中央テレビによると、2015年から、ひな壇での給仕に蝶ネクタイ姿の男性が加わった。ある党関係者は「習氏が男女平等を意識して取り入れた小さな改革だ」と説明するが、習氏を含む最高指導部の7人には必ず男性が湯を注ぐため、ボディーガードを兼ねているのではないか、などの臆測も呼んでいる。(北京 吉永亜希子)

485047 1 国際 2019/03/12 17:37:00 2019/03/12 23:59:52 2019/03/12 23:59:52 一糸乱れぬ隊列で、ひな壇の代表たちにお湯をつぐスタッフ(12日、北京の人民大会堂で)=安川純撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/03/20190312-OYT1I50047-T.jpg?type=thumbnail

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