起死回生へ3度目採決…英離脱延期 可決 メイ首相、協定案に固執

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 【ロンドン=緒方賢一】英下院が14日、欧州連合(EU)からの離脱日を29日から延期するための動議を可決したことで、メイ首相は離脱方針の転換に追い込まれた形だ。

 メイ氏はEUから出るための条件を定めた離脱協定案の下院承認を得て、29日に離脱すると繰り返してきた。協定案が下院で1月に230票という歴史的な大差で否決されても、「協定案を承認しなければ何の取り決めもない『合意なき離脱』になる」と強気の主張を崩さず、協定案の承認を下院に求めてきた。

 離脱日が約2週間後に迫る中、メイ氏は離脱日を延期し英国とEUの双方に大きな打撃を与える「合意なき離脱」を避けるよう求める超党派の議員、そして閣僚からの要求の高まりに逆らえなくなった。

 それでもメイ氏は協定案の承認を断念したわけではない。下院が14日に可決した動議は、今月20日までに協定案の承認を得たうえで6月30日まで離脱日を延期するようEUに求める内容だ。協定案は今月12日に149票の大差で再び否決されたばかりで、求心力を失ったメイ氏が3度目の採決で起死回生を狙っていることは明らかだ。

 英国がEUに求める離脱日の延期幅は、20日までに行われる採決の結果による。もし協定案が三たび否決された場合、EUからは従来の路線とは違う思い切った決断を、長期の延期に同意する条件として求められる可能性がある。英国ではEUの関税同盟への残留、総選挙の実施、離脱問題を改めて民意に問う国民投票の実施などがささやかれるが、下院の過半数が支持する現実的な打開策は見当たらない。

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