GSOMIA継続、文在寅氏は米長官に明言せず

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9日、ソウルで、握手を交わすエスパー米国防長官(左から2人目)と韓国の文在寅大統領(右)=聯合AP
9日、ソウルで、握手を交わすエスパー米国防長官(左から2人目)と韓国の文在寅大統領(右)=聯合AP

 【ソウル=海谷道隆、岡部雄二郎】訪韓中のエスパー米国防長官は9日、大統領府で文在寅ムンジェイン大統領と会談し、安全保障面で日米韓3か国が連携する重要性を確認した。エスパー氏は、日韓が防衛機密を共有する日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の継続を促したとみられ、両氏は「うまく解決されなければならない」との認識で一致した。

 エスパー氏は韓国訪問を前に、韓国が日韓関係の悪化を受けて破棄を示唆しているGSOMIAについて「我々の共同防衛において鍵となるものだ」との見解を示し、継続を支持する立場を明確にしていた。米側の意向を踏まえ、韓国側は継続に傾く可能性が高いが、韓国政府高官によると、文氏は会談では協定継続を明言はしなかったという。

 GSOMIAは、米国の情報を含め日韓が防衛機密を共有する枠組みで、北朝鮮の核・ミサイル対応などに関する日米韓の迅速な連携を支えるものだ。1年ごとの自動延長が原則だが、今月24日の更新期限までに相手国に終了を通告すれば、破棄することができる。

 会談では、北朝鮮の非核化を巡る米朝の実務者協議を早期に再開させる必要性でも一致した。

 エスパー氏は文氏との会談に先立ち、康京和カンギョンファ外相と鄭景斗チョンギョンドゥ国防相とも、それぞれ会談した。

 エスパー氏は鄭氏との会談で、北朝鮮の非核化に向けた外交努力を支える考えを表明したが、北朝鮮の完全な非核化まで制裁を「断固として続ける」とも明言した。鄭氏は、日本政府による韓国向け輸出管理の厳格化措置に触れ、「日本は経済報復措置を発表し、韓日関係と韓米日の安全保障協力に悪影響を与えている」と訴えた。

 米韓同盟を巡っては、トランプ米大統領が在韓米軍駐留経費の韓国側負担の大幅な増額を求めている。エスパー氏は一連の会談でトランプ氏の意向を伝えたとみられ、今後の韓国側の対応が注目される。

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734696 0 国際 2019/08/09 23:37:00 2019/08/09 23:37:00 2019/08/09 23:37:00 South Korean President Moon Jae-in, right, shakes hands with U.S. Defense Secretary Mark Esper, second from left, during a meeting at the presidential Blue House in Seoul, South Korea, Friday, Aug. 9, 2019. Esper arrived in South Korea on Thursday for a two-day visit to discuss regional security and other alliance issues. (Han Sang-kyun/Yonhap via AP) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/08/20190809-OYT1I50089-T.jpg?type=thumbnail

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