文氏、非難をトーンダウン「日本と協力続けた」

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 【ソウル=豊浦潤一】韓国の文在寅ムンジェイン大統領が15日の「光復節」の式典で行った演説で、日本との対話や協力姿勢を打ち出したのは、これ以上の対立激化を回避したい思惑からとみられる。

 文氏は演説で「我々は過去に限らず日本と安保、経済協力を続けてきた。日本とともに、日帝強占期(日本の統治時代)の被害者たちの苦痛を治癒しようとした」と述べ、日本がこれまで元慰安婦らの補償に取り組んできたことを評価した。

 日本が8月2日、輸出手続き簡略化の優遇を受けられる対象国から韓国を除外する閣議決定を行った際、「加害者である日本が盗っ人たけだけしく騒ぐ状況を決して座視しない」と激しい口調で非難したのとは対照的だ。

 文氏は、日本が対韓輸出管理を厳格化した半導体素材・部品の輸出許可を8日に出した後は「我々の対応は感情的ではいけない」(12日の大統領府での首席秘書官・補佐官会議)と対日非難をトーンダウンさせていた。

 トランプ米大統領や米高官から日韓関係を「早く改善してほしい」と要望する声が相次いでいたことも意識したとみられる。相次いでミサイルを発射した北朝鮮が「対話に臨むとしても、米朝であり、南北ではない」として韓国との対話を拒む中、これ以上日本と対立して日米韓の対北連携を乱せば、文氏が最重要視する対北交渉の行き詰まりを打破できないとの懸念も働いたとみられる。

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743096 0 国際 2019/08/15 12:04:00 2019/08/15 14:58:38 2019/08/15 14:58:38

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