英、月末のEU離脱は困難に…下院が審議加速動議を否決

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22日、英下院で、審議に臨むジョンソン首相(中央)=ロイター
22日、英下院で、審議に臨むジョンソン首相(中央)=ロイター

 【ロンドン=広瀬誠、ブリュッセル=畠山朋子】英下院(定数650)は22日夜(日本時間23日未明)、欧州連合(EU)離脱に向けた関連法案の審議を加速する動議を反対多数で否決した。10月末の離脱期限に間に合わせるには、24日までに関連法案を可決する必要があった。動議の否決で、ジョンソン首相が目指してきたEUとの離脱協定案に基づく10月31日でのEU離脱は困難な情勢となった。

 英下院の採決結果を受け、トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は22日、ツイッターで「加盟国に英国の延期要請を受け入れるよう勧める」と表明し、3度目の離脱延期に向けた合意形成を目指す考えを示した。ジョンソン氏は、すでに離脱期限を来年1月31日まで延期するようEUに形式的に要請しており、今後の焦点はEUが離脱の延期を認めるかどうかに移る。

 下院の審議加速の動議は賛成308、反対322で否決された。法案審議を24日までの3日間で終わらせるよう求める内容だったが、離脱関連法案は100ページ以上あり、法案の趣旨に賛成する議員からも「時間が不十分だ」と議論不足を懸念する声が上がり、否決につながった。ジョンソン氏は動議否決後、「落胆している」と述べた。

 一方、審議加速の動議に先立ち、離脱関連法案の趣旨への賛否を問う採決も行われ、賛成329、反対299で可決した。与党・保守党のほか、円滑な離脱を求める無所属や最大野党・労働党の一部議員らが賛成に回った。

 事前予想では、可決の場合でも賛否は僅差になるとみられていたが、賛成が反対を30も上回る結果にジョンソン氏は「下院が初めて離脱に関する協定案を受け入れた。喜ばしいことだ」と語った。関連法案は今後、下院委員会での詳細な審議に移る。

 英下院では、ジョンソン氏がEUとの間で合意した離脱協定案が19日に審議された。しかし、協定案の承認前に離脱関連法案の成立を求める動議が可決され、承認には至らなかった。このため英政府は10月末までの法案成立を目指し、関連法案と審議加速の動議を出した。10月31日の離脱期限までに必要な手続きを済ませるには、下院に続き上院での法案可決と女王の裁可が必要で、下院での法案可決は24日が事実上のタイムリミットだった。

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858801 0 国際 2019/10/23 04:02:00 2019/10/23 13:39:50 2019/10/23 13:39:50 Britain's Prime Minister Boris Johnson is seen at the House of Commons in London, Britain October 22, 2019. ゥUK Parliament/Jessica Taylor/Handout via REUTERS ATTENTION EDITORS - THIS IMAGE WAS PROVIDED BY A THIRD PARTY https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191023-OYT1I50040-T.jpg?type=thumbnail

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