ジョンソン首相「政治的な地震」…英保守党、単独過半数超える大勝

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 【ロンドン=笹子美奈子】12日投開票の英下院(定数650)総選挙は、ジョンソン首相率いる与党・保守党が第1党を維持し、単独過半数(326)を大きく超える365議席を獲得した。保守党がマニフェスト(選挙公約)で掲げた来年1月末の欧州連合(EU)からの離脱に道筋がついた。

 英BBCによると、13日午後(日本時間13日深夜)、全650議席が確定した。保守党は解散前の298議席から67議席上積みし、サッチャー政権下の1987年以来の歴史的な大勝となった。投票率は67・3%と前回2017年より1・5ポイント下がった。

 ジョンソン氏は一夜明けた13日、ロンドン中心部で勝利演説に臨み、保守党の大勝を「政治的な地震」と誇った。「我々は来年1月31日までにEUから離脱する。離脱実現へ、力強い、新たな国民の負託を受けた」と述べ、離脱実現に突き進む決意を表明した。

 EUからの早期離脱を訴え、7月に首相に就任したジョンソン氏は、政権基盤を固めるため、下院の解散・総選挙に踏み切った。選挙はEUからの離脱が最大の争点となった。

 離脱期限が3度延期されるなど混乱が続いたことで、有権者に早期の事態収拾を望む声が高まったことが保守党に有利に働いた可能性がある。

 最大野党・労働党は、EU離脱に関し、2度目の国民投票という選択肢も示し、離脱とも残留とも明確にしなかった。獲得議席は40議席減の203議席に落ち込み、戦後では最少となった。コービン党首は13日未明、「私が次の総選挙の先頭に立つことはない」と述べた。来年前半に党首を引責辞任する考えを示した。

 労働党は、伝統的地盤とされてきた中部の工業都市でも保守党に議席を奪われた。

 EU残留を訴えた自由民主党は解散時から10議席減らして11議席となった。スウィンソン党首は議席を失った。

 保守党が単独過半数を獲得したことで、英国がEUと結んだ離脱協定案や関連法案の下院通過が容易になり、離脱の実現に大きく近づいた。英国は来年1月末に離脱すれば、来年12月末までEUと現状の関係を保つ「移行期間」に入る。この間に、21年1月を目指す完全な離脱に備え、EUと自由貿易協定(FTA)の締結交渉に臨む。

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949913 0 国際 2019/12/13 21:58:00 2020/01/11 22:00:02 2020/01/11 22:00:02

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