コアラ受難、2000匹以上死んだ恐れ…やけど治療に寄付募る

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

森林火災ですみかを失い、ポートマッコーリーのコアラ病院の敷地に保護されたコアラ(一言剛之撮影)
森林火災ですみかを失い、ポートマッコーリーのコアラ病院の敷地に保護されたコアラ(一言剛之撮影)

 オーストラリアの森林火災が拡大し、絶滅の恐れがあるコアラが犠牲になっている。森林減少で生息地が奪われる状況に追い打ちをかける事態に、国内で救済に向けた動きが広がる。(豪州東部ポートマッコーリーで 一言剛之、写真も)

 東部ニューサウスウェールズ(NSW)州では今年9月以降、270万ヘクタール以上の森林が焼失し、720棟以上の建物が被害を受けた。降雨不足が火災拡大の要因とされる。豪SBS放送は今月、今回の森林火災で2000匹以上のコアラが死んだ恐れがあると報じた。

森林火災ですみかを失い、ポートマッコーリーのコアラ病院に保護されたコアラ(一言剛之撮影)
森林火災ですみかを失い、ポートマッコーリーのコアラ病院に保護されたコアラ(一言剛之撮影)

 NSW州ポートマッコーリーで非政府組織(NGO)が運営する「コアラ病院」は、やけどを負うなどしたコアラ35匹を保護している。周辺の木々は黒く焼け焦げ、煙がくすぶっている場所もある。病院のデイドル・ラワードさん(63)は「たくさんのコアラが犠牲になり、残念だ。餌も足りない」と語った。病院は10月末以降、コアラの保護や治療のための寄付を募っており、これまでに約200万豪ドル(約1億5000万円)が集まった。

 コアラは個体数が減少し、国際自然保護連合(IUCN)が絶滅の危険がある「危急種」に指定している。豪州には4万~8万匹いるとされる。NSW州は昨年、森林減少によるコアラの生息数減に歯止めをかけるため、3年間で4470万豪ドル(約33億円)を投じ、森林地帯を保護区や国立公園に指定する「コアラ戦略」を発表している。

無断転載禁止
954377 0 国際 2019/12/16 18:07:00 2019/12/16 23:27:49 2019/12/16 23:27:49 森林火災ですみかを失い、保護されたコアラ(豪ポートマッコーリーのコアラ病院で)=一言剛之撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/12/20191216-OYT1I50050-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み_東京2020オリンピックパラリンピックキャンペーン

アクセスランキング

 


東京オリンピックパラリンピックオフィシャル新聞パートナー

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ