中韓首脳、北問題で立場の一致を強調…制裁緩和へ暗黙の合意か

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 【北京=中川孝之、成都=豊浦潤一】韓国の文在寅ムンジェイン大統領は23日に訪中し、北京で習近平シージンピン国家主席と昼食を含めて約2時間15分会談した。韓国大統領府関係者によると、緊迫する北朝鮮情勢をめぐって「相当多くの話を交わした」という。

 韓国大統領府報道官によると、文氏は「現在の状況は韓中だけでなく北朝鮮のためにならない」と述べ、習氏は「中韓は米朝対話の機運が続くよう力を合わせなくてはいけない」と語った。中国側の発表によると習氏は「中韓の立場は一致している」とも強調した。

 中国とロシアが今月、国連安全保障理事会メンバー国に配布した対北朝鮮制裁を一部緩和する決議案についても議論したという。

 中国は韓国に同意を求めたとみられる。韓国政府関係者は「我々も決議案に注目しており、朝鮮半島の安保状況が極めて厳重な状況の中で様々な国際的努力が必要だ」とする韓国政府の立場を報道陣に説明した。

 韓国は、同盟国の米国が制裁を堅持する構えであるため決議案に表立って賛同はできない。ただ、複数の日米韓協議筋によると、文政権は南北経済協力事業「金剛山クムガンサン観光」の再開や韓国政府の独自制裁解除を米国の同意なしで行うことを検討しており、対北制裁解除の必要性をめぐって、中国との間で暗黙の合意に達したとみられる。

 このため今後、制裁緩和を支持する中露韓と、制裁維持を主張する日米の「3対2」の構図になる可能性がある。

 一方、中国側発表によると文氏は香港の抗議運動や新疆ウイグル自治区の問題について「中国の内政だ」と述べ、問題視しない姿勢を示したという。

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