ゴーン被告、トルコで乗り換えか…仏のパスポート所持

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 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が国外へ逃亡した事件では、ゴーン被告の逃亡が周到に計画され、組織的に実行された疑いが浮上している。東京地検と警視庁は東京都港区の住宅周辺などの防犯カメラ映像を解析し、出国までの経路の特定を進める。一方、ゴーン被告のレバノンの弁護団は1日、ゴーン被告が8日にも記者会見すると明らかにした。(ベイルート 上地洋実、社会部 竹内駿平)

プライベート機利用

 ゴーン被告は昨年12月29日に関西空港からプライベートジェット(PJ)でトルコのイスタンブールに飛び、そこから別のPJに乗り換え、30日にレバノンのベイルートに入った可能性が指摘されている。

 関係者によると、ゴーン被告名の出国記録はなく、出国審査を義務付けた出入国管理・難民認定法に違反した疑いが強い。逃亡の協力者は犯人隠避に問われる可能性もある。

 国土交通省などによると、日本からトルコへ向かったPJは、12月29日午後11時10分に関空を出発、約12時間後にイスタンブールに到着したことが確認されている。この便はトルコの航空会社の運航とみられ、乗員を含め20人近くが乗れる大型機だったという。

 トルコのヒュリエット紙によると、ゴーン被告が搭乗したPJはいずれもトルコのビジネスマンが所有。関空からイスタンブールまでの機内には米国人2人も搭乗していたという。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は12月31日、ゴーン被告が数週間前から協力者とともにレバノンへの逃亡を準備していたと報道した。逃亡計画には、妻・キャロルさんが「主導的な役割を果たしていた」とする関係者の証言も伝え、先週末には計画実行チームが日本に集結したという。中東メディアのインデペンデント・アラビーヤ(電子版)は、「軍事関連会社」が実行し、「2000万ドル(約22億円)以上の費用がかかった」とも報じた。

 ゴーン被告の東京都内の住宅には人の出入りを24時間監視するカメラが設置されていた。レバノンのテレビ局MTVは、ゴーン被告が楽器ケースに隠れて住宅を抜け出したと報じ、レバノンの軍事情報筋も日本出国時のゴーン被告は箱に隠れていたと証言した。トルコにもゴーン被告の協力者がいたとみられており、アナトリア通信によると、トルコ警察は2日、ゴーン被告がトルコ経由でレバノンに逃れたことを巡り、7人を逮捕した。このうち4人がパイロットで、3人は地上での業務に携わっているという。

 一方、出入国在留管理庁の関係者によると、ゴーン被告がフランスのパスポートを所持していたことも判明した。東京地裁は保釈を認めた際、ゴーン被告のパスポートを弁護人が保管することを条件としたが、ゴーン被告はフランスから2冊のパスポートの発行を受けていたという。ゴーン被告は昨年5月以降、同地裁の許可を得て、このうち1冊を弁護人が管理する鍵が付いたケースに入れて携帯。レバノン入国時に示したのは、このパスポートだった可能性がある。

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981147 0 国際 2020/01/03 05:00:00 2020/01/03 07:11:39 2020/01/03 07:11:39 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200103-OYT1I50005-T.jpg?type=thumbnail

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