「それでも主任か」詰問受けた市防疫トップ…習政権、「能力不足」幹部を処分

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 【北京=中川孝之】中国各地の共産党や政府の幹部らが、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を防げなかったとして職務怠慢などに問われ、処分を受ける事例が続出している。対策の遅れが指摘される習近平シージンピン政権には、幹部の引き締めを強調し、庶民の批判をかわす狙いがあるようだ。

 中国共産党機関紙・人民日報(電子版)は1月30日夜、湖北省黄岡市で防疫対策を統括していた市衛生健康委員会のトップである主任の免職処分が決まったと速報した。

 黄岡市は湖北省で武漢市に次いで感染が深刻だ。主任は1月29日、北京から来た党の監督チームから病院のベッド数などについて質問を受けても、詳細を答えられなかった。チームから「あなたは、それでも主任ですか」と詰問される様子が中国中央テレビで放映され、非難が殺到した。主任は「能力不足」と判断された模様だ。

 人民日報は31日、地方の党幹部らが肺炎対策でウソを報告したり、消極的な対応を取ったりしたことが判明すれば、党の汚職摘発機関・中央規律検査委員会と国家監察委が厳しく処分するとの方針を改めて伝えた。人民日報などのメディアがこれまでに伝えたケースでは、湖北省鄂州市の村の党幹部が春節(旧正月)当日の25日から2日間、村民とマージャンに興じていたことが村民の通報で発覚して、党職を外された。河北省でもマージャンが原因で党幹部が処分されている。

 浙江省では、ある村の党幹部が、武漢市に住む息子家族4人が春節で帰省していたのに報告せず、感染拡大の危険を高めたとして処分されたという。

北京や上海 企業出勤停止9日まで

 【北京=竹内誠一郎】北京市は31日、市内の各企業に対し、防疫対策などの業務に関連する業種に携わる従業員以外は、2月9日まで出勤を控えさせるよう通知した。上海市や広東省なども同様の措置を取っている。中国政府は、帰省者が勤務地に戻るための人の移動がさらなる感染の拡大につながるとして、1月30日までだった春節(旧正月)の連休を2月2日まで延長していた。

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