韓国の教会で集団感染、感染者が検査拒み事態悪化か

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 【ソウル=岡部雄二郎】韓国国内で新型コロナウイルスの集団感染が明らかになり、文在寅ムンジェイン政権が感染の拡大防止に懸命になっている。

 韓国では20日、感染者数が100人を超え、初の死者も出た。一部の感染者が通っていた南東部・大邱テグ市の教会で集団感染が確認され、感染者は19日からの2日間で一気に70人以上増えた。市は20日、不要不急の外出を控えるよう、200万人超の市民に呼びかけた。

 韓国保健当局は20日の記者会見で、流行の「初期段階」に入ったとの認識を示した。大邱の集団感染は、中国への渡航歴がないことを理由に一部の感染者が検査を一時拒んだことが事態を悪化させたと指摘されている。当局は20日に対応指針を改定し、海外渡航歴がなくても医師の所見次第で検査すべきだと明記した。

 新型肺炎の感染拡大で、文大統領は世界的な景気の冷え込みに備えて経済界関係者から直接意見を聞き取るなど、連日、陣頭指揮に当たる姿を見せている。韓国大統領府によると、20日午後には中国の習近平シージンピン国家主席と電話で会談し、保健当局間の協力を強化していく方針で一致した。韓国政府関係者は「総選挙までに事態を収拾するため、政府内はコロナ対応一色だ」と話している。

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