中国へ渡航歴なし・感染者と接触なし…経路不明増加、WHOが危機感

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 【ジュネーブ=杉野謙太郎】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は21日、中国国外で新型コロナウイルスの感染経路を明確に確認できない事例が増えていると指摘した上で、感染の拡大で「ウイルスを封じ込める機会が狭まっている」と懸念を示し、各国に一層の対応を求めた。

 テドロス氏は、ジュネーブでの記者会見で、中国への渡航歴がなかったり、他の感染者との接触がみられなかったりする事例が世界的に増えているとの見方を示した。感染の広がりについても、韓国では1日で感染者数が100人増え、イランでは「2日間で4人の死者が出た」と述べたほか、レバノンではイランから渡航した女性の感染が確認されたとし、「(相互に関連のない)ただの点なのか、(感染が)広がったものなのか、非常に気がかりだ」と危機感を語った。

 テドロス氏によると、中国で調査を続けるWHOの専門家チームは22日、感染の中心地となっている湖北省武漢市に入る予定だ。感染経路や防疫面での対応状況などを調査するとみられる。

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