中国の全人代、開催延期決定…新たな日程は示さず

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全人代の会場となる人民大会堂(奥)。警備に当たる警察官らの姿はあるが周辺は閑散としていた(24日、北京で)=片岡航希撮影
全人代の会場となる人民大会堂(奥)。警備に当たる警察官らの姿はあるが周辺は閑散としていた(24日、北京で)=片岡航希撮影

 【北京=中川孝之】中国の全国人民代表大会(全人代=国会)の常務委員会は24日、3月5日から北京で開催を予定していた第13期全人代第3回会議の延期を正式に決めた。予算案などを審議する中国政治の重要行事だが、習近平政権は新型コロナウイルスの感染対策を優先した。新たな日程は示さなかった。

 全人代は1998年以降、毎年3月5日から約10日間の会期で開かれてきた。首相が開幕日の政府活動報告で発表する国内総生産(GDP)の成長率目標は、中国の経済状況を示す重要な指標で、海外からも大きな注目を集めてきた。4月上旬で調整している習国家主席の初の国賓来日にも影響する可能性がある。

 延期の方針は17日に提案された。新たな日程について、中国中央テレビは24日、「(全人代の)常務委員会が改めて決定する」と伝えた。全人代の議事規則は第1四半期(1~3月)の開催を規定しているが、国内の感染拡大は収束する見通しが立たず、現時点で日程を確定することはできないと判断したようだ。

 来年に共産党創建100年を迎える習政権は、今年を「小康社会」(いくらかゆとりのある社会)を実現する総仕上げの年と位置づけ、農村の貧困人口をゼロにすると宣言している。この目標達成のため、全人代では各種の政策を提示する見通しだったが、計画に一定の狂いが生じるのは避けられない状況となった。

 全人代に合わせ、3月3日に北京で開幕予定だった国政助言機関・人民政治協商会議の延期も決まった。

 ◇全国人民代表大会 中国の立法機関で、憲法では「最高国家権力機関」と規定される。年1回の開催で、全国から選出された約3000人の代表が、予算や法律を審議するほか、経済の5か年計画の承認、国家主席や首相の選出を行う。中国では、ほぼ同期間に開催される国政助言機関・人民政治協商会議と合わせ「両会」と呼ばれる。

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1069119 0 国際 2020/02/24 17:28:00 2020/03/09 12:21:42 2020/03/09 12:21:42 全人代の会場となる人民大会堂(奥)の周辺で警備に当たる警察官ら(24日午前11時9分、北京で)=片岡航希撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/02/20200224-OYT1I50042-T.jpg?type=thumbnail

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