「あなたは本物か」尋ねられたプーチン氏、影武者を提案され断った過去
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【モスクワ=田村雄】ロシアのプーチン大統領は27日配信のタス通信とのインタビューで、2000年に大統領に就任した当初、暗殺を回避するため影武者を置くことを提案され、断っていたことを明らかにした。
提案を受けた当時、ロシアでは、南部チェチェンの武装勢力によるテロが相次いでいた。プーチン氏は「テロとの戦いが最も過酷な時代だった」と振り返った。
旧ソ連の情報機関・国家保安委員会(KGB)出身のプーチン氏を巡っては、影武者の存在に関する臆測がささやかれてきた。
この日のインタビューでは、「あなたは本物か」と単刀直入に尋ねられたプーチン氏は「そうだ。(影武者は)いないし、置いたこともない」と答え、ロシアで政治の実権を握ってから20年間、影武者が存在したことはないと強調した。
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