北京市、海外からの全渡航者にPCR検査…25日から

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 【北京=田川理恵】中国・北京市政府は24日、海外からの全ての渡航者に対し、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べるPCR検査を行うと発表した。海外からの渡航者の感染が相次いで判明していることを受け、首都・北京での防疫をさらに強化する。

 検査は25日から実施する。北京では今月中旬以降、原則として全ての渡航者を指定施設で2週間隔離する措置や、国際線の北京便をいったん市外の空港に着陸させて検疫を行う措置が始まっている。国内の他地域よりも管理は格段に厳しい。

 中国政府の統計では、中国本土で感染が確認される海外からの渡航者は増加傾向にある。中国外務省によると、24日午前0時(日本時間午前1時)時点では計427人に達し、このうち約9割にあたる380人が中国人だ。

 こうした渡航者から、政治機能が集中する北京で感染が広がることを当局は強く警戒している。北京市政府は24日、市内の集合住宅地で、英国から帰国した中国人女性から別の住民男性にウイルスが感染したとみられると発表した。

 北京で感染が拡大すれば、今月5日の開幕が延期された全国人民代表大会(全人代=国会)の開催がさらに遅れる懸念もある。

 他の大都市も、海外からのウイルス流入への警戒を強めつつある。上海市は24日、虹橋国際空港で国際線の運航を25日から停止すると発表した。国際線の運航は、市内にもう一つある浦東国際空港に集中させる。

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