イタリアの死者、統計よりも多いとの見方…防災庁長官「60万人超感染も」

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 【ローマ=笹子美奈子】新型コロナウイルスの感染が拡大するイタリアで、死者数や感染者数が実際は統計よりも多いとの見方が、政府内から出ている。

 イタリア防災庁のアンジェロ・ボレッリ長官は23日の伊紙レプブリカ(電子版)のインタビューで、「感染者が1人確認されれば、他に10人感染者がいるとみてよい」と語り、実際の感染者数は60万人を超える可能性も示唆した。公式の数字が不完全だと認め、発表する意味に疑問を抱いていたと明かした。

 ボレッリ氏は毎日、国内の感染者数や死者数を発表する記者会見を開く当事者だ。イタリアの各メディアは「60万人」を見出しに、インタビューの内容を大々的に報じている。イタリア政府の24日の発表では感染者は6万9176人、死者6820人だった。

 イタリアは19日に死者数が中国を抜き、世界最多となった。19日の記者会見の時点では、ボレッリ氏の同席者が、死者数が多い理由について「正確な診断を行っていない国が多くある一方で、イタリアでは死者がウイルスに感染していたかどうかをチェックする」と述べ、他国よりイタリアの方が正確に死者数を捉えていると説明していた。

 これに対し、伊メディアは、感染者が集中する北部ロンバルディア州では自宅で死亡する高齢者が多数おり、感染による死者数は政府の発表より多い可能性があると連日、報じてきた。ロンバルディア州内のベルガモ医師会のグイド・マリノーニ会長(69)は20日、読売新聞の電話取材に対し、「自宅で死亡した患者は(コロナウイルスによる)死者にカウントされていない」と証言した。

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