外出制限のチリ首都サンティアゴに野生のピューマ出没
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【リオデジャネイロ=淵上隆悠】チリ紙メルクリオ系ニュースサイトなどによると、首都サンティアゴに24日早朝、野生のピューマが出没した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出制限で人けが減った住宅街で餌を探していたとみられる。
午前5時頃、住民から「ピューマが道を歩き回っている」と通報があり、駆け付けた当局者らが約4時間後、麻酔を使って捕獲した。体重約35キロのオスで、近くの動物園に運ばれた。今後、野生に戻されるという。けが人は確認されていない。
チリ政府は22日以降、午後10時から午前5時までの外出を禁止している。ピューマは、南北アメリカ大陸に広く生息しており、捕獲に当たった農牧庁幹部は「人の気配がないので、街中を自由に探検ができると思ったのだろう」と話した。
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