中国各地で墓参り禁止、ネットに祭壇設けた「雲(クラウド)墓参」推奨
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【瀋陽=東慶一郎】新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中国各地で、日本の盆や彼岸にあたる清明節(4月4日)の墓参りを禁止する動きが広がっている。大勢が一堂に会する機会を減らす狙いがある。
中国共産党機関紙・人民日報(電子版)は27日、湖北省や遼寧省、河北省など7直轄市・省・自治区が、墓地を直接訪れる形の墓参を禁止したと報じた。
代わって推奨されているのがインターネットを通じた「雲(クラウド)墓参」だ。ネット上に故人の祭壇を設けるサービスで、遺族らはスマートフォンのアプリを通じて献花やメッセージ送信ができる。ただ、評判はいま一つで、遼寧省瀋陽市の40歳代の公務員男性は「ネット上での墓参はあまりにも形式的で先祖に申し訳ない」と語った。
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