NY州知事「感染拡大ペース鈍化の可能性」…死者2日連続600人下回る
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【ニューヨーク=村山誠】米ニューヨーク州のクオモ知事は6日の記者会見で、州内の新型コロナウイルス感染の広がりについて、「希望的観測」と前置きしたうえで「感染拡大のペースが抑えられ始めた可能性がある」との認識を示した。
発表によると、州内で1日に死亡した人の数は今月4日には630人だったが、5日と6日は2日続けて600人を下回った。
1日の入院患者数も減少している。4日までは1日1000人を超えていたが、5日は574人、6日は358人だった。
クオモ氏は「他者と一定距離を保つ社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)が機能している結果だ」と強調した。労働者の原則出勤禁止や学校休校などの措置を今月29日まで延長する方針も明らかにした。
6日までの州内の感染者は13万689人、死者数は4758人となっている。