NYの新型コロナ、大半はアジアからでなく「欧州から持ち込まれた」
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【ニューヨーク=橋本潤也】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は8日、ニューヨークで感染源になった新型コロナウイルスの大半は、アジアからではなく欧州から持ち込まれたことが、ニューヨーク大学の研究チームら複数の研究で明らかになったと報じた。
複数の感染者から採取したウイルスの遺伝子配列を解析した結果、多数が欧州由来で、ニューヨークで感染が広がり始めたのは、州内で初確認された3月1日より数週間前の2月中旬以前とみられるという。
トランプ政権は3月11日、欧州26か国を2週間以内に訪れた外国人の入国を禁じた。だが、入国禁止の約1か月前には、ウイルスが主に欧州からニューヨークに持ち込まれていた可能性が高いことが分かった。
トランプ政権は新型コロナウイルスを「武漢ウイルス」と繰り返し呼ぶなど中国の責任を強調してきた。1月末には、過去2週間以内に中国を訪れた外国人の入国を拒否する措置をとった。
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