米の死者2万人超え、世界最多に…経済活動再開「そう遠くないうち決断」トランプ氏
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【ワシントン=横堀裕也】新型コロナウイルスの感染による米国の死者数が11日(日本時間12日)、米ジョンズ・ホプキンス大の集計で2万人を超えた。12日夜時点の死者数は約2万2000人で、国別の死者数で約2万人のイタリアを上回って世界最多となった。
全世界の死者数は約11万4000人だ。米国とイタリアのほか、スペイン(約1万7000人)、フランス(約1万4000人)、英国(約1万600人)の各国も1万人を超えている。
国別の感染者数は、55万人超の米国をトップにスペイン、イタリアと続き、世界全体では180万人を上回っている。
感染拡大に歯止めがかからない中、トランプ米大統領は12日、ツイッターへの投稿で「米国史上、初めて全米50州で大規模災害宣言が発令された」と明らかにし、「我々は見えない敵との戦争に勝利する!」と書き込んだ。
トランプ氏は11日の米FOXニュースのインタビューで、ウイルスの感染拡大防止策により制約を受けている経済活動の再開について「人々は仕事に復帰したがっている」と繰り返し、専門家らによる有識者会議での議論を踏まえて「そう遠くないうちに決断を下すことになるだろう」と語った。