世界の感染者、3割が回復…増加数は1日当たり8万人超で高止まり
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【ジュネーブ=杉野謙太郎】米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、新型コロナウイルスの感染から回復した人は2日午後(日本時間2日夜)時点で累計105万人超となった。欧米の一部で経済活動を再開させる動きが広がるが、世界全体の感染者の増加数は1日当たり8万人超(1日)と高止まりしている。
世界の感染者の累計は335万人超で、約3割の人が回復したことになる。
感染拡大が収まりつつある中国や韓国では、感染者のうち回復した人は8~9割に達している。米国で回復した人は16万人超と世界で最も多いが、感染者に占める割合は約15%にとどまる。
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は1日、各国・地域に最高度の警戒を求める「国際的な公衆衛生上の緊急事態」宣言を維持すると明らかにした。1月末の宣言から3か月となる4月30日に専門家の緊急委員会が会合を開き、感染拡大は「終息していない」としてテドロス氏に維持を求めていた。