トランプ氏「年末までにワクチンできる」…世界の死者、米が3割
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【ワシントン=船越翔】米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、新型コロナウイルスの世界の累計感染者数は3日(日本時間4日)、350万人を超えた。4月27日に300万人を突破してから6日間で50万人増えた。

4日午前(同5日未明)時点の感染者数は353万人を超え、国別では米国が最多の約115万9000人に上る。続いてスペイン、イタリアの順に多くなっている。ブラジルも3日に10万人を超えた。
世界の死者数は24万8000人を超えており、このうち米国が約3割を占めている。トランプ大統領は3日、FOXニュースの番組に出演し、今後の国内の死者数について「8万~9万人に達する」との見通しを示した。従来、6万人に上るとしていた米政府の予測を上方修正したものだ。
また、トランプ氏は新型ウイルスのワクチンについて「年末までにできると思う。多くの企業が近づいている」と述べ、早期の開発に改めて期待感を示した。米政府はワクチンの実用化に向け、製薬企業の臨床試験や大量生産の準備などの支援を進めている。