感染拡大の中心は南米・アフリカに…世界の感染者、わずか12日間で100万人増
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【ワシントン=山内竜介】新型コロナウイルスの世界の累計感染者数が9日(日本時間10日)、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計で400万人を突破した。300万人に達したのは4月27日で、わずか12日間で100万人増加した。拡大のペースは衰えていない。
10日午前(日本時間11日未明)時点の感染者数は約405万人だ。国別では米国が約131万人と最多で、全世界の感染者の3割超を占める。以下、スペイン、イタリア、英国と続く。死者数は28万人に迫る勢いで、このうち約7万9000人が米国での犠牲者だ。英国やイタリアも死者が3万人を超えている。
最近は、感染拡大の中心が欧米から南米やアフリカ各国に移り、ブラジルの死者も1万人を超えた。欧米では行動制限を緩和し、経済活動を再開する動きが広がっているが、流行の「第2波」を懸念する声も強い。