世界の感染者500万人超え、1か月で倍増…中南米で勢い増す
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【ジュネーブ=杉野謙太郎】米ジョンズ・ホプキンス大の集計で21日、新型コロナウイルスによる世界全体の感染者数が500万人を超えた。感染者は4月初めに100万人に達した。4月下旬に250万人を突破し、その後約1か月で2倍になった。感染拡大の勢いは、欧米で鈍化する一方、中南米などで増している。
国別の感染者は、米国が約155万人と突出して多く、ロシアが約31万7000人、ブラジルが約29万1000人、英国が約24万9000人などと続いている。
感染者のうち約190万人が回復した。死者は32万8000人超となっている。
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は20日、スイス・ジュネーブでの記者会見で、「(感染拡大が沈静化するまでの)道のりはまだ長い。低中所得国での件数の増加を非常に懸念している」と述べた。