「WHOに代わりはない」、米の脱退表明に国連総長ら再考求める

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 【ジュネーブ=杉野謙太郎】米国のトランプ大統領が世界保健機関(WHO)から脱退の意向を表明したことについて、欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長らは5月30日、「米国に再考を強く求める」との声明を発表した。新型コロナウイルスへの対応で、WHOが引き続き国際的な対応を主導する必要があり、「全員の参加と支持が必要だ」と訴えた。

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 7月からEU理事会の議長国を務めるドイツのイェンス・シュパーン保健相は「国際的な保健への打撃だ」とツイッターにつづった。一方で、「WHOには改革が必要だ」と指摘し、「EUは経済的な関与を深め、中心的な役割を果たさなければならない」と強調した。

 トランプ氏は、5月18~19日に開かれたWHOの年次総会に合わせ、テドロス・アダノムWHO事務局長宛ての書簡を公表し、中国との関係見直しを要求した。ただ総会では、国連のアントニオ・グテレス事務総長が「WHOに代わりはない」フランスのマクロン大統領も「新型コロナウイルスとの闘いには力強いWHOが必要だ」と語るなど、多くの首脳らがWHOの必要性を認める発言をした。

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