セクハラ告訴情報、ソウル市長に当局が漏えいか…自殺につながった疑い

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 【ソウル=豊浦潤一】朴元淳パクウォンスンソウル市長(64)の死去をめぐり、元女性秘書が市長からのセクハラ被害を警察に告訴する動きが朴市長に漏れて自殺につながった疑いが強まっている。

 ソウル市、警察、大統領府に秘密漏えいの疑いがかかり、女性の性暴力被害をめぐって行政の信頼性が揺らぐ事態に発展している。14日の主要紙は、文在寅ムンジェイン政権に近い左派系紙も含めて一斉に真相究明を求める論陣を張った。女性の人権重視を掲げる文政権や与党「共に民主党」は、対応を迫られている。

 今回の事件で特異な点は、元女性秘書が警察に告発した翌日に朴市長が死去するという急展開をたどったことだ。元女性秘書の担当弁護士によると、元女性秘書がソウル地方警察庁に告訴したのは8日午後4時30分頃。朴市長は10日午前0時1分頃、遺体で発見された。

 元女性秘書を支援する社団法人「韓国性暴力相談所」のイ・ミギョン所長は13日の記者会見で、告訴と同時に朴市長に伝えられた疑惑を提起した上で「誰がこの状況で国家システムを信じて性暴行被害を訴えることができるのか」と訴えた。

 韓国紙・中央日報などによると告訴の事実は、ソウル地方警察庁から警察庁を通じて8日のうちに大統領府に報告されたという。14日の朝鮮日報社説は、大統領府などで報告を受けた人物が朴市長に連絡した可能性が高いとした上で「ソウル市、警察、政権の振る舞いは犯罪そのもの」と糾弾した。聯合ニュースは14日、匿名の政府関係者の話として、ソウル市職員が告訴の動きを朴市長に伝えたと報じた。ソウル市、警察、大統領府のいずれも朴市長への通報を否定している。

 保守系野党「未来統合党」も「事実なら公務上の秘密漏えいだけでなく証拠隠滅の教唆」(朱豪英院内代表)にあたるとして追及する構えだ。警察は14日、朴市長の携帯電話のデータを解析すると明らかにしており、通報者の割り出しにつながるかどうか注目されている。

無断転載・複製を禁じます
1342132 0 国際 2020/07/15 05:00:00 2020/07/15 08:49:31 2020/07/15 08:49:31

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

新着クーポン

NEW
参考画像
500円400円
参考画像
ランチでご来店のお客様にジェラートをサービス
参考画像
アクティビティご利用でソフトドリンク1本サービス

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ