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在日米軍経費「80億ドル」要求、「トランプ氏は本気だ」…ボルトン氏 

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14日、テレビ会議システムを通じて取材に応じるボルトン氏
14日、テレビ会議システムを通じて取材に応じるボルトン氏

 【ワシントン=横堀裕也】米国のジョン・ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が14日、読売新聞のインタビューに応じた。ボルトン氏は在日米軍駐留経費の日本側負担に関し、トランプ大統領が年間80億ドル(約8500億円)を求めたとしたことについて「トランプ氏は本気だ。米軍を撤退させる可能性も十分にあり得る」と述べた。

 ボルトン氏は6月下旬に出版した回顧録で、昨年7月の訪日時に谷内正太郎国家安全保障局長(当時)に対し、駐留経費をめぐるトランプ氏の要求額を伝えたと記した。インタビューでは「これを下回る妥協額も頭にあるだろうが、交渉の起点となる要求額だと思う」と語った。

 回顧録には在韓米軍駐留経費の韓国側負担に関し、米国が韓国側に年間50億ドルの支払いを求めたとし、積算根拠について「駐留経費の全額に5割を上乗せした額」だと明記されている。ボルトン氏は日本に対する80億ドルをめぐっても「(トランプ氏は)日本を守る上で米国が利益を上げるべきだと考えている」と説明し、同様の方法で積算された額であることを示唆した。

 一方、ボルトン氏は北朝鮮による拉致問題について、トランプ氏が金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長との会談で提起した際、「正恩氏は『解決済みだ』などと述べて取り合わなかった」と話した。ボルトン氏は、トランプ氏が正恩氏と行った全ての会談で拉致問題を取り上げたことを評価し、「トランプ氏は安倍首相にとって拉致問題がいかに重要かを理解している」と強調した。

 ジョン・ボルトン氏 ブッシュ(子)政権で国連大使などを歴任した核不拡散問題の専門家。北朝鮮やイランへの軍事力行使を主張したこともある保守強硬派として知られる。2018年4月、トランプ政権の大統領補佐官に就任し、19年9月、北朝鮮政策などをめぐるトランプ氏との見解の相違から解任された。71歳。

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