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どうなる21世紀の「国際秩序」、無視できない「正義」の「経済」への影響力

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 第2次大戦の終結から75年。この間の世界は、総じて言えば、米国が主導する平和と繁栄の時代だった。日本もその恩恵を享受してきた。だが、異質の大国・中国の台頭や新たな課題の出現で国際秩序は揺らいでいる。今後はどうなるのか。戦後100年までを見すえて考えてみた。

秩序を作る三つの力…「軍事」「経済」「正義」

 まず図をご覧になってほしい。

 戦後75年間の秩序の変遷を時代と分野ごとに切り分けたものだ。

 参考にしたのは、国際政治学者の高坂正堯氏(1934~96年)が唱えた「三つの体系」という考え方である。今も古さを感じさせない1966年の著書「国際政治」(中公新書)からポイントになる部分を引用してみる。

 「各国家は力の体系であり、利益の体系であり、そして価値の体系である。したがって、国家間の関係はこの三つのレベルの関係がからみあった複雑な関係である」

 私なりに要約すれば、「力の体系」は「軍事」、「利益の体系」は「経済」、「価値の体系」は「正義」に対応する。ここで言う「正義」は、国民が共有する理念や価値観、善悪の考え方を指す。

 そして国家は、安全を守る「軍事」、生活を支える「経済」、社会のあるべき姿を示す「正義」で成り立つ。国家間の競争では「軍事」「経済」「正義」という「三つの力」が複雑に絡み合う。

 こうした視点で世界の動きや大国の攻防を見直すと、どんな構図が浮かび上がってくるだろうか。

20世紀…アメリカ主導で作られた国際秩序

 戦後秩序の歩みを図にすると、改めて気づくことが二つある。

 第一に、現代の世界の様々な仕組みやルール、理念や原則は、その多くが1945年に生まれた。つまり、私たちは今も「45年体制」の下で生きている。

 第二に、「45年体制」のほとんどは米国の主導で作られた。他を圧倒する国力があったからだ。

 では、この体制はどんな特徴があり、何をもたらしたのか。

 「軍事」の秩序では、第2次大戦の勝者が国連の安全保障理事会という中核の組織を牛耳った。

 安保理は武力行使を承認できる唯一の機関だ。その中で米国、ソ連(現ロシア)、英国、フランス、中国は「常任理事国」と「拒否権」という特権を独占した。

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1429458 0 国際 2020/08/24 09:00:00 2020/08/24 09:00:00 2020/08/24 09:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/08/20200817-OYT1I50002-T.jpg?type=thumbnail

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