コロナ影響?たこ揚げ楽しむ人増え、運航遅延トラブル…ジャカルタの国際空港
完了しました

【ジャカルタ=一言剛之】インドネシアの首都ジャカルタの国際空港で、たこ揚げが原因で運航遅延などのトラブルが相次いでいる。新型コロナウイルスの影響で余暇が増え、伝統的な遊びのたこ揚げをする人が増えたためとみられる。
ジャカルタのスカルノハッタ国際空港によると、今年に入り、糸の切れたたこが航空機の駐機エリアに落下するなどして、運航に影響した事例は60件を超えた。新型コロナの影響で運航数が激減しているが、トラブルは例年より多いという。
空港周辺でのたこ揚げは法律で禁止され、最大で禁錮3年、罰金10億ルピア(約710万円)の刑罰規定がある。ジャカルタポスト紙によると、国営ガルーダ航空では、航空機のエンジンにたこが吸い込まれるトラブルがあった。担当者は「安全面への影響を深刻に受け止めている」と述べ、当局に対策を訴えた。