中国のロケット、台湾上空を縦断…挑発目的で飛行軌道設定か

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 【北京=中川孝之】中国の航空宇宙当局は15日、地球観測用などの衛星9基を長征11号ロケットで、黄海の洋上から打ち上げた。ロケットは台湾の上空を北から南方向へ縦断した。台湾を挑発する目的で飛行軌道を意図的に設定したとの見方も出ている。

 洋上からの発射は昨年6月に続き2回目で、船舶を改造した発射台が利用された。中国は将来的に、地球の自転の力を最も効率良く利用できる赤道付近の洋上から打ち上げ、途上国などの衛星発射を肩代わりする思惑があるとされる。

 台湾紙・自由時報(電子版)など複数の台湾メディアは、台湾上空の飛行を「重大な挑発」だと批判した。ロケットの残骸が落下する危険性を排除できないためだ。一方、中国中央テレビは洋上から打ち上げる利点として、中国大陸にロケットの残骸が落ちることを避け、人的被害などを防止できると説明している。

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