対北作戦、米軍が17年に「核兵器80発」使用計画…トランプ政権内幕本

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 【ワシントン=蒔田一彦】米紙ワシントン・ポストの著名記者ボブ・ウッドワード氏がトランプ政権の内幕を描いた新著「怒り」が15日、発売された。政権関係者への取材結果として、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射などで情勢が緊迫した2017年、米軍の作戦計画に、北朝鮮への核兵器80発の使用が含まれていたと明かした。

 新著によると、当時、米軍は北朝鮮有事を想定した作戦計画「5027」などを見直した。見直された「5027」には、核兵器80発を使用して反撃する可能性が含まれていたという。

 また、トランプ大統領が18~19年に北朝鮮の金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長と交わした書簡の内容も掲載された。ウッドワード氏は書簡27通を閲覧したといい、このうち25通が未公開のものだ。

 18年12月の書簡で正恩氏は、その年の6月にシンガポールで行った初の米朝首脳会談を「閣下の手を固く握った歴史的瞬間を忘れられない」と振り返った。さらに、「ファンタジー映画の一場面のような会談」の再開催に期待感を示した。

 19年6月の南北軍事境界線上の板門店パンムンジョムでの会談から2日後、トランプ氏は「私の素晴らしい思い出であり、あなたと私が築いた友情を捉えたものだ」との書簡と共に、会談の写真22枚を送った。親密そうなやりとりを重ねたことが明らかにされ、両氏の特異な関係が浮き彫りになっている。

 トランプ氏は正恩氏との関係を基に北朝鮮の非核化を進める狙いだったが、非核化協議は停滞している。

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1480033 0 国際 2020/09/15 23:32:00 2020/09/16 00:20:25 2020/09/16 00:20:25

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