イタリア議員定数、3分の1削減…国民投票で7割賛成

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21日、ローマで、開票作業を進める選挙管理人(ロイター)
21日、ローマで、開票作業を進める選挙管理人(ロイター)

 【ローマ=笹子美奈子】イタリアで20~21日、議員定数削減の是非を問う国民投票が行われ、賛成が7割に達した。2023年の次回総選挙から、上下両院の議員定数は約3分の1削減される。

 投票率は53・84%で、賛成が69・64%、反対は30・36%だった。憲法修正後、国会の定数は下院が現在の630から400に、上院は315から200へと変更される。伊紙レプブリカによると、定数削減によって年間5700万ユーロ(約70億円)の費用を抑えられる見込みだ。

 定数削減は、連立政権の一角を占める新興ポピュリズム政党「五つ星運動」が公約に掲げてきた議会制度改革の一環だ。伊議会は欧州の中でも議員定数が多い国だった。政党も乱立しがちで、上下両院で多数派が異なる「ねじれ」によって、首相選出や法案審議が進まない事態がたびたび発生してきた。

 定数削減だけで議事運営の混乱が解消されるわけではない。両院の権限を整理したり選挙制度を変えたりする必要性も指摘される。

 だが、抜本的な制度改革には、反対する声も根強い。イタリアにはファシズムを生んだ負の歴史があり、独裁政治につながりかねないとの考え方から、政治家や憲法学者の間では、下院や首相の権限強化には否定的な見解が多い。

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1494796 0 国際 2020/09/23 05:00:00 2020/09/23 10:46:45 2020/09/23 10:46:45 Electoral officials count ballot papers as polls close in Italy's vote on a referendum to sanction a proposed cut in the number of parliamentarians, in Rome, Italy, September 21, 2020. REUTERS/Remo Casilli https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200923-OYT1I50009-T.jpg?type=thumbnail

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