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【上海=南部さやか】中国共産党政権は25~26日、新疆ウイグル自治区の統治方針を協議する重要会議を6年ぶりに開いた。
会議には最高指導部のメンバー全員が出席した。習氏は、住民らへの思想教育を通じ、「中華民族の共同体意識を心の奥深くに根付かせなければならない」と指示した。ウイグル族が信仰するイスラム教についても、党が宗教活動を厳密に統制する「宗教の中国化」を推進するよう命じた。
自治区では少数民族が弾圧されているとして、国際社会の批判が強まっているが、習氏は強圧的な同化政策を正当化した。
習氏はさらに、中国政府が2014~19年、自治区に2兆元(約31兆円)以上を財政支援し、300万人近くを貧困から脱却させたとする成果を紹介し、「各民族の幸福感は絶えず強まっている」と強調した。