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【エルサレム=工藤彩香】イスラエルと敵対する隣国レバノンは10月1日、海上の国境線画定に向けた協議を開始することで合意した。イスラエル主要紙「エルサレムポスト」(電子版)などが報じた。
同紙によると、イスラエルのユバル・シュタイニッツ・エネルギー相が協議開始を認め、レバノン国会のナビ・ベリ議長も協議の枠組みに合意した。協議は今月中にも、レバノン南部の国境付近で、米国や国連の仲介で行われる見通しだ。
ただ、反イスラエルを掲げ、イランの軍事支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが抵抗する可能性があり、協議は難航も予想される。
米国のポンペオ国務長官は1日、合意を歓迎する声明を出し、「歴史的な合意は米国が仲介した。レバノンとイスラエル、中東地域、米国の利益に資する重要な一歩だ」とトランプ政権の功績を強調した。