4日、仏領ニューカレドニアの最大都市ヌメアで、票を投じる女性(AP) 【ジャカルタ=一言剛之】南太平洋のフランス領ニューカレドニアで4日、独立の是非を問う住民投票が行われた。仏AFP通信などによると、独立反対が53・3%、賛成が46・7%で、フランスに残留することになった。
2018年の第1回住民投票では独立反対が57%で、今回はさらに接戦となった。独立派の大半は先住民カナク人で、仏残留派は欧州からの移住者らで構成される。
ニューカレドニアが独立すれば、南太平洋地域で近年存在感を高める中国の影響力が一層強まるとの見方が出ていた。